はじめての EmDash入門約 15 分EmDash 1.3.1 で確認

パソコンの中でサイトを作る(npm create emdash)

npm create emdash で EmDash のプロジェクトを作り、pnpm dev でパソコンの中にサイトを動かします。ブラウザでトップページが表示されるところまで進めます。

最終確認: 2026年10月21日はじめての EmDash(3 / 3)

前の記事で入れた Node.js と pnpm を使って、パソコンの中に EmDash のサイトを作ります。ここで作るサイトは自分のパソコンの中だけで動き、ほかの人からは見えません。インターネットへの公開はこのガイドの後半で行います。

プロジェクトを作る

ターミナルを開き、次のコマンドを実行します。

npm create emdash@latest my-blog -- --template cloudflare:blog --pm pnpm --yes --no-install

-- より後ろは npm ではなく EmDash の作成ツールに渡す指定です。それぞれの意味は次のとおりです。

指定

意味

my-blog

作るフォルダーの名前

--template cloudflare:blog

Cloudflare で動かすブログのテンプレートを使う

--pm pnpm

パッケージの管理に pnpm を使う

--yes

確認の質問を省き、指定していない項目は既定の値にする

--no-install

パッケージのインストールは、このあと自分で行う

フォルダーはコマンドを実行した場所に作られます。ターミナルを開いた直後なら、ホームフォルダー(Mac では /Users/ユーザー名、Windows では C:\Users\ユーザー名)の中です。

npm create emdash でプロジェクトを作成し、「Done! Your EmDash project is ready at my-blog」と表示されたところ

「Done! Your EmDash project is ready at my-blog」と表示されれば完了です。

途中の「Wrote EMDASH_ENCRYPTION_KEY to .env.」は、設定の一部を暗号化するための鍵を作り、.env というファイルに保存したという意味です。鍵はサイトごとに違います。.env のファイルは人に渡さないでください。

「Sandboxed plugins are disabled.」は、サンドボックス型のプラグインが無効になっているという案内です。Workers の有料プランが必要な機能なので、このままでかまいません。

最後の「Next steps」には、次に実行するコマンドが 3 つ表示されています。このあとはこの順に進めます。

パッケージをインストールする

次の 2 つのコマンドを実行します。cd my-blog で作ったフォルダーに移動し、pnpm install でサイトに必要なパッケージをダウンロードします。

cd my-blog
pnpm install

ダウンロードにはインターネットの速さによって数十秒から数分かかります。

my-blog フォルダーで pnpm install を実行し、必要なパッケージがインストールされたところ

「Done in … using pnpm v11.9.0」と表示されれば完了です。途中に「[WARN] 9 deprecated subdependencies found」という警告が出ます。EmDash が使っている部品の中に、開発が終わった古いパッケージが含まれているという知らせで、このまま進めてかまいません。

サイトを動かす

続けて、次のコマンドを実行します。

pnpm dev

開発用のサーバーが起動します。「watching for file changes...」と表示されたら準備完了です。

pnpm dev で開発サーバーを起動し、管理画面の URL(http://localhost:4321/_emdash/admin)とサイトの URL が表示されたところ

表示された URL のうち、このガイドで使うのは次の 2 つです。

表示

URL

開くと表示されるもの

Local

http://localhost:4321/

サイトのトップページ

Admin UI

http://localhost:4321/_emdash/admin

管理画面(次の記事で使います)

「Dev bypass」はパスキーの設定を飛ばして仮の管理者としてログインする、開発用の近道です。このガイドでは本番と同じ手順を確かめるため、使いません。「MCP server」は AI のツールから EmDash を操作するための入り口で、このガイドでは使いません。

ブラウザで確かめる

ブラウザで http://localhost:4321 を開きます。「My Blog」と書かれたトップページが表示されれば、サイトは動いています。まだ記事がないので、「No posts yet」と表示されます。

ブラウザで http://localhost:4321 を開いたところ。まだ記事がないため「No posts yet」と表示されている

サイトの名前や最初の記事は、次の記事のセットアップで設定します。

サーバーを止める・もう一度動かす

サーバーはターミナルで pnpm dev を実行している間だけ動きます。止めるときは、ターミナルで Ctrl キーを押しながら C キーを押します。Mac でも command キーではなく control キーです。

もう一度動かすときは、my-blog フォルダーに移動してから pnpm dev を実行します。

cd my-blog
pnpm dev

フォルダーの中身

my-blog フォルダーには、次のようなファイルが作られています。いまは中身を変える必要はありません。

ファイル・フォルダー

中身

src/

ページのテンプレート(Astro のファイル)

seed/seed.json

コンテンツの種類とフィールドの定義、サンプルのコンテンツ

astro.config.mjs

サイト全体の設定

wrangler.jsonc

Cloudflare に公開するときの設定

.env

暗号化の鍵

うまくいかないときは

中身の入った my-blog フォルダーがすでにあると、プロジェクトを作れません。別の名前(my-blog2 など)を指定してください。その場合は、あとの cd my-blog も同じ名前に変えます。

pnpm が見つからないというエラーが出た場合は、前の記事の「pnpm を入れる」に戻って、pnpm --version でバージョンが表示されるかを確かめてください。

ブラウザで http://localhost:4321 を開けない場合は、pnpm dev を実行したターミナルが開いたままになっているか、「watching for file changes...」まで表示されているかを確かめてください。

次の記事

次の記事では管理画面を開き、セットアップウィザードでサイトの名前、管理者のアカウント、パスキーを設定します。pnpm dev でサーバーを動かした状態で進めます。